仏壇を置く向き、どうすればいい?
- tabuchib
- 10月28日
- 読了時間: 2分
こんにちは、新入社員のシバです。お客様とお話していると、「仏壇ってどっち向きに置くのが正しいの?」というご質問をよくいただきます。実はこれ、明確な「正解」はないんです。ですが、昔から伝わる考え方や、お参りしやすい環境づくりの工夫はありますので、今日はそれを少しご紹介します。
まずひとつめは「西方浄土説」。極楽浄土が西にあるという考え方から、お参りする人が西を向けるように、つまり仏壇を東向きに置くという方法です。朝日が差し込む方向なので、お参りの時間が自然と明るく感じられるのも良いところです。
もうひとつは「南面北座説」。これは昔の寺院建築などにも見られる考えで、仏壇が南を向き、北を背にするように置く方法です。日当たりが良く、穏やかな光が入るので、お仏壇の中も明るく保てます。
どちらを選んでも間違いではありません。大切なのは、お参りしやすく、心が落ち着く場所に置くことです。
また、神棚と仏壇を一緒にお祀りしても問題はありませんが、向かい合わせに置くのは避けた方がよいとされています。片方をお参りするとき、もう片方にお尻を向けてしまう形になるためです。
さらに気をつけたいのが、直射日光や湿気、冷暖房の風。お仏壇の木材や塗り、金箔を傷めてしまう原因になります。少し場所をずらすだけでも長持ちしますよ。
皆さんのご自宅でも、心が安らぐ「お参りの場」を見つけてみてくださいね。






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