はじめての袱紗(ふくさ)選び|慶弔でのマナーと使い方のポイント
- tabuchib
- 11月28日
- 読了時間: 2分
新入社員のシバです。
今日も仏事まわりで知っておくとちょっと安心できることをご紹介したいと思います。
今回は「袱紗(ふくさ)」についてです。
冠婚葬祭の場ではよく聞く言葉なのですが、意外と“ちゃんと使ったことがある人”って少ないのでは…と感じています。
まず、袱紗とはご祝儀袋や香典袋を包むための四角い布のことです。封筒が汚れたり折れたりするのを防ぐためでもありますし、相手への敬意や気持ちを丁寧に伝えるための大切なアイテムです。見た目だけでなく、振る舞いとしても大事なんだと教えてもらいました。
袱紗には大きく分けて「包むタイプ」と「挟むタイプ」があります。
包むタイプは、風呂敷のように金封を包む伝統的な形で、より丁寧な印象を与えると言われています。しっかり使いこなすと、所作まできれいに見えるのが良いところです。
一方で、挟むタイプ(金封袱紗)は、開くとポケットのようになっていてサッと挟むだけで大丈夫なので、私のような初心者でも安心して使える手軽さがあります。
色や柄にも決まりがあって、ここがちょっと迷うポイントかもしれません。
慶事では赤・朱色・金など明るい色、鶴や亀といった縁起の良い柄が使われます。反対に弔事では紺・灰など落ち着いた色で、柄も蓮や菊など控えめなものが選ばれます。
そして、どちらにも使えるのが“紫の無地”。これは本当に便利で、ひとつ目の袱紗としてとてもおすすめです。
もうひとつ覚えておきたいのが、開き方の違いです。
慶事は右開き、弔事は左開き。この向きには「喜びを招く」「悲しみを流す」といった意味があるとされ、さりげない所作の中にも気遣いが込められているのだと知りました。
袱紗は冠婚葬祭の場での基本的なマナーとして覚えておくと、とても安心できるアイテムです。ひとつ持っておくだけで、いざという時に落ち着いて振る舞えるので、多くの方にとって心強い存在になると思います。皆さまのお役に立てばうれしいです。






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