火を灯さない赤いろうそく「朱木蝋(しゅきろう)」って何?
- 12 分前
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新入社員のシバです。
仏具を勉強していると、「これはどう使うんだろう?」と首を傾げてしまうものに出会うことがあります。今日ご紹介する「朱木蝋(しゅきろう)」も、そのひとつでした。
朱木蝋とは、木製の赤い飾りろうそくのことです。見た目はろうそくそのものなんですが、実際に火を灯すためのものではありません。燭台に挿して、「常にお灯明が灯っている状態」を象徴する荘厳具(仏具)として使われます。
「火を灯さないろうそく?」と最初は少し不思議に思ったんですが、考えてみると納得です。毎日ろうそくに火を灯すのが難しい場面でも、仏様の前を常に明るく保ちたいという気持ちを形にしたものが、この朱木蝋なんですよね。
使われるのは主に浄土真宗(本願寺派・真宗大谷派)のお仏壇です。
浄土真宗では赤いろうそくを使う場面が他の宗派よりも多く、朱木蝋もその流れの中にある仏具のひとつとして位置づけられています。
また、朱木蝋に使われている「赤(朱)」という色にも意味があります。赤は仏教において、魔除けや生命力を象徴する色として古くから用いられてきました。ただ飾りとして置いてあるだけに見えて、その色にもしっかり意味が込められているというのが、仏具の深いところですよね。
木製なので、本物のろうそくと違って溶けたり燃えたりすることもなく、長く使い続けられるという実用的なメリットもあります。お仏壇をいつも整えておきたいけれど、火の管理が心配という方にとっても、ありがたい存在なんだと思います。







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