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盛り塩の意味と置き方の基本

  • tabuchib
  • 10月9日
  • 読了時間: 2分

新入社員のシバです。今日は「塩盛り(しおもり)」について、少しお話ししてみたいと思います。


みなさんも飲食店の入口や、神棚の前などで小さな円すい形の塩をご覧になったことがあるかもしれません。これが「盛り塩」と呼ばれるものです。古くから塩には強い浄化の力があると信じられていて、清めや魔除け、さらには商売繁盛の願いを込めて使われてきました。


盛り塩には大きく2つの由来があります。ひとつは神道における「清め」です。塩は神聖なものとされ、厄除けや魔除けの意味が込められています。もうひとつは中国の故事が由来とされるもので、これは「客寄せ」にまつわるお話です。かつて高貴な方を迎える際、馬を留めてもらうために塩を置いたことから、やがて「人を呼び込む縁起物」として広まったそうです。


実際に盛り塩をする場合は、精製されていない天然の粗塩や岩塩が適しているといわれます。専用の「固め器」を使えばきれいな形に整えることができ、固まりにくいときは水をほんの少し加えると安定しやすいです。形は円錐形や八角錐形などが一般的ですが、地域や習慣によって違いもあります。


置き場所については、キッチンやトイレ、洗面所など、邪気がたまりやすいとされる場所がよく選ばれます。また、神棚にお供えするのも伝統的な風習のひとつです。大切なのは、置いて終わりではなく、塩は湿気を吸ったり汚れたりするため、定期的に新しいものに交換することです。できれば毎日、難しければ数日に一度は取り替えるのが望ましいと言われています。


私自身まだ勉強中ですが、盛り塩を通して「日常を清める」意識を持つことは、とても心が落ち着くものだと感じています。身近な空間を少しでも清らかにしたいな…と思ったときに、試してみるのも良いかもしれません。


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